2024年最後のカブキャンは極寒の雨。松本BASEに行ってきた話。

2024年最後のカブキャンは極寒の雨。松本BASEに行ってきた話。 キャンプ
キャンプ

北海道の山間部では、そろそろ冬の足音が聞こえてきました。

そんな中、週末を利用して今年最後になるかもしれないカブキャンに出かけてきました。

実は出発直前まで迷っていました。

土曜日の天気は快晴、しかし日曜は雨予報。

キャンプをするにはギリギリのコンディションです。

でも「これが最後かもしれない」と考えたら、どうしても行きたくなってしまったのです。

道中では定番の「きのこの王国」

途中、立ち寄ったのは「きのこの王国」。

途中、立ち寄ったのは「きのこの王国」。

地元で採れた新鮮なきのこが所狭しと並ぶドライブイン?です。

この日の夕飯は、きのこの炊き込みご飯ときのこ汁に決定。

買い物をしているだけで、もう頭の中で完全に味のイメージが広がっていました。

今回お世話になったのは松本BASEさん

今回お世話になったキャンプ場は大滝にある「松本BASE」さん。

冬も営業していると聞き、これからの季節にも使いたいと心が躍りました。

受付では、丁寧な管理人さんが案内をしてくれます。

この日のキャンプ場は完全貸切状態。

人がいない静寂の中、山深いロケーションで少しだけ冒険気分を味わえました。

薪も600円と良心的な価格で、これはまた来たくなるポイントです。

私が選んだのは「Anglerʼs areaのA6」。一番リーズナブルなサイトです。

でも、一人で使うには十分すぎる広さで、炉も組まれておりここでは直火もOK。

この自由さがたまりません。

夜は大滝キノコづくし

日が暮れるのが早いこの季節。

テントを設営し、一息ついた頃には辺りは真っ暗になっていました。

11月の山中、冷え込みは厳しく、薪を割りながら食事と暖の準備を進めます。

夜は大滝キノコづくし

この日のメニューは、もちろん「大滝キノコづくし」。

炊き込みご飯はきのこの旨味が染みわたり、汁物が体を芯から温めてくれます。

焚き火を眺めながら、静かな時間が流れていきました。

翌朝の雨と撤収作業

翌朝の雨と撤収作業

明け方、風の音で目が覚めました。

ほどなくして雨が降り出し、11時のチェックアウトまでに天気が回復することを祈りましたが、残念ながら空模様は変わりません。

雨の中、撤収作業を進めるのはなかなか骨が折れます。

管理人さんに挨拶をして後ろ髪を引かれながらキャンプ場を後にしました。

帰り道の試練と感動

ふとメーターを見ると、ガソリンが思った以上に減っていることに気が付きます。

どうもカブのガソリンメーターは減り出すと急激に下がる気がするのですが、これは私だけでしょうか?

急いでGoogleマップで近くのガソリンスタンドを調べると、最寄りは10km先。

多少心配しつつも、なんとかそこまで持つだろうとスタンドへ向かいました。

ところが、到着してみるとロープが張ってあり、閉まっている…。

定休日です。

田舎のガソリンスタンドが日曜日に休みということを初めて知りました。

次に近いスタンドは約30km先、白老町にあると表示されています。

残りのガソリンが足りるか不安になりつつも、雨が降りしきる中、一路白老を目指しました。

初めて走るホロホロ峠

途中、Googleマップがホロホロ峠を越えるルートを案内してきます。

この峠道は初めてで、上り坂が予想以上に急。

体力も気力も奪われる中、ようやく頂上に到着した瞬間、目の前に広がる絶景に声を漏らしてしまいました。

雨で濡れた木々が光を受けて輝き、山間を覆う霧が幻想的な風景を作り出していました。

この寒さも一瞬吹き飛ぶほど感動的な光景です。

途中、Googleマップがホロホロ峠を越えるルートを案内してきます。
https://maps.app.goo.gl/ed5urMKFGaPgA4bX6

峠を越えると雨は上がりましたが、風が強く、体温を奪われる感覚は続きます。

それでもなんとかガソリンスタンドにたどり着き、ホッと一息。

ガソリンを補充した後、体を温めるために休憩をとり、なんとか家路に戻りました。

帰宅した瞬間、冷え切った体と心がほっと緩みました。

この日の気温がプラスだったおかげで、路面凍結の心配がなかったのは幸いでした。

この帰り道は、ただ大変だっただけではなく、思いがけず素晴らしい景色との出会いもあり、心に残る経験となりました。

また来春、カブキャンの旅へ

今日、このブログを書いている月曜の北海道は雪がちらついています。

バイクでのキャンプは難しくなりそうですが、今年最後のカブキャンを楽しめて本当に良かった。

今シーズン、カブはメンテナンスをしてお休みです。

また来春、旅路を共にする日を楽しみにしています。

寒さの中でも心を温めてくれるキャンプの魅力。

次は雪中キャンプに挑戦ですね。

ではでは。

この記事を書いた人
ぺろん

あっという間に人生の折返しまで来てしまいましたが、焦ることなくマイペースで人生を歩んでいます。

40代氷河期世代の人。

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