2025年最初のカブキャンは、積丹の無料野営場「道営野塚野営場」

2025年最初のカブキャンは、積丹の無料野営場「道営野塚野営場」 キャンプ
キャンプ

2025年ようやく初ソロカブキャンプ

去年の11月以来、久しいソロカブキャンだ。

天気と予定が噛み合わず、6月も後半になってようやく実現できた。

本格的な夏が来る前に、海でのキャンプを目論む。

調べた結果、少しばかり距離はあるが積丹の道営野塚野営場に白羽の矢を立てた。

ここは無料というのも、なかなか嬉しい。

ただ、無料であることで気になるのは、周りは騒がしいパリピや親子連れで溢れている孤独なおっさんには厳しい世界。
そんなことがないことを願いつつ、今回の目的地をここに決めた。

カブと行く、積丹160kmの道程

朝10時、カブをスタートさせる。

目的地まではおよそ160km。

原付のカブには、なかなかの骨が折れる。

木々の間から見える支笏湖
木々の間から見える支笏湖


支笏湖の横を抜け、美笛峠を越える。

大滝のキノコ王国のメニューはやはりきのこづくし
大滝のキノコ王国のメニューはやはりきのこづくし

大滝のキノコ王国で昼食をとり、

喜茂別にあるのは道の駅ではなく郷の駅
喜茂別にあるのは道の駅ではなく郷の駅

喜茂別を抜け、

いつみても羊蹄山の姿は美しい
いつ見ても羊蹄山の姿は美しい

倶知安を抜け、泊村と進むうち、ようやく日本海が見えてくる。
神恵内(かもえない)の道の駅で一服し、いよいよ積丹へ。

野塚野営場はもう目と鼻の先だ。

到着。肩がいてぇ…。

積丹の「道営野塚野営場」に到着!
積丹の「道営野塚野営場」に到着!

荷物は最小限にまとめたつもりだったが、荷台の鉄箱に収まらない分はリュックで背負ってきた。

これが思いのほか体に堪える。

次の長距離カブ移動では、このあたりを再考する必要がありそうだ。

到着したのは16時を過ぎていた。

道営野塚野営場、そして眼前の日本海

到着した道営野塚野営場は、横に長い敷地に点々とテントが張られていた。

幸い、懸念していたような喧騒はなく、落ち着いた空気が流れている。

無料のキャンプ場だが、トイレは手入れが行き届き、水場も清潔。

どこにテントを張っても日本海が目の前の好立地

今回はちょうど空いていた敷地の一番端の場所にテントを設営。

この日は風も穏やかで、設営は滞りなく進んだ。

テントを張り終え、改めて目の前の日本海を眺める。

広大な海が広がり、その先に水平線が伸びている。

夕暮れ時には、空と海がオレンジに染まり始め、刻々と色を変えていく様は、見飽きない美しさだった。

聞こえるのは波の音ばかり。

長旅の疲れもどこかへ消え去っていくようだった。

日本海に陽が落ちると月が出ていた
日本海に陽が落ちると月が出ていた

夜には満点の星。

波の音を枕に眺める夜空は、何物にも代えがたい。

キャンプの夜、そして翌朝

夕食は、炭を起こして、ご飯と炊き、持ってきていた鯖の一夜干しを焼いて済ませた。

凝った料理より、こういうのがいい。

目の前の景色をゆっくり味わいながら、食後は、小さな焚き火台に薪をくべ、パチパチと燃える炎を眺める。

焚き火の炎と、波の音が心地よい。

普段の忙しなさから離れられるソロキャンプは本当に幸せだ。

翌朝は、波の音で目覚めた。

テントから顔を出すと、澄んだ青空と、また違った表情を見せる日本海が広がっていた。

早朝の澄んだ空気は格別だが、まだ北海道の朝の海は肌寒い。

朝食は、インスタントコーヒーとパンで簡単に済ませ、ゆっくりと景色を堪能した。

チェックアウト時間がないので、午前中はずっと景色を眺めて最高のダラダラを楽しんだ。

撤収、そして神威岬へ

キャンプ場を撤収後、せっかく積丹まで来たのだからと、神威岬(カムイ岬)へ足を延ばした。

積丹ブルーと神威岬の絶景
積丹ブルーと神威岬の絶景

断崖絶壁に囲まれた「積丹ブルー」の海は圧巻の一言。

この日は風が強くて、岬の先端にはいけなかったが、その景色の雄大さにただただ圧倒される。

展望台から見渡すパノラマビューは、今回のカブキャンの締めくくりにいい思い出になった。

神威岬の土産店で家族にウニの生珍味をお土産に買って帰った。

途中、神恵内で偶然見つけた竜神温泉という銭湯に寄って汗を流して、家路についた。

綺麗で新しい竜神温泉は温泉もサウナも期待以上でした。
綺麗で新しい竜神温泉は温泉もサウナも期待以上でした。

良いカブキャンができました。

久しぶりのソロカブキャンは、野塚野営場を無料で提供し、管理してくれている方に心から感謝。

素敵な時間と感動をいただきました。

ありがとうございます。

目の前に広がる日本海の雄大さ、そして神威岬で見た積丹ブルーの美しさは、日頃の喧騒を忘れさせてくれるものだった。

夏本番の混雑を前に、心ゆくまで自然を満喫できた、2025年最初のカブキャンだった。

この記事を書いた人
ぺろん

あっという間に人生の折返しまで来てしまいましたが、焦ることなくマイペースで人生を歩んでいます。

40代氷河期世代の人。

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